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Sd Kfz 247
Sd.Kfz. 247とは、第二次世界大戦中にドイツ国防軍が使用した装輪装甲車である。大戦前、6輪型の車輌(Ausf. A)が10両製造された。生産は戦中に続き、58両の4輪型(Ausf. B)となった。正式な名称は「schwerer geländegängiger gepanzerter Personenkraftwagen」(路外機動型重装甲兵員輸送車)である。本車は捜索大隊の指揮車両として使用され、名称のように兵員輸送には使用されなかった。 == 説明 == 「Sd.Kfz. 247」は天井が開放式で、薄い装甲を車体に施した装輪車輌である。本車は武装しておらず、6名の乗員は戦闘を想定して乗せているものではない。代わりに、本車はバイクや機械化された偵察大隊における司令部としての使用を企図した。文献によってはいずれの車輌も無線設備を全く装備しなかったとしている〔Chamberlain and Ellis, p. 205〕。本車の装甲は30mの距離から撃たれた7.92mm徹甲弾に耐えるよう想定したものである。写真による資料では、幾台かの「Ausf. B」が、乗員室内に無線用のシュテルンアンテナを取り付けるよう改造されているのが示され、また増加装甲板が車体下部の傾斜部分にボルトで固定されている〔Jentz, pp. 50-53〕。 1937年から1938年にA型が生産されたが車内が狭い為、1941年からB型が製造開始され、1942年1月に生産中止された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Sd Kfz 247」の詳細全文を読む
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